みなさん、こんにちは!
「経営のモヤモヤをワクワクに変える!」
大阪・堺からみなさまのちょっとした変化を応援しています。ビジョン実現パートナー山本哲也です。
前回・第4弾では、中小機構の「価格転嫁検討ツール」を使って、コスト上昇を数字で見える化し、値上げ交渉の根拠をつくる方法をご紹介しました。「なんとなく5〜6%かな」という勘が、実は大損のもとだった、というお話でしたね。
今回は、そこからもう一歩進みます。
「今のコストをどう取り戻すか」という守りの数字は把握できた。では次に考えたいのは、「これから、いくら儲けたいのか」という攻めの数字です。
「感覚」の次は「逆算」。目標から動く経営へ
値上げ交渉がうまくいって、コスト上昇分を取り戻せたとします。でも、それで終わりでしょうか?

本当に大事なのは、その先です。
「来期は営業利益を100万円増やしたい」
「この商品はもっと伸ばしたいけど、あの取引先は正直しんどい」
——そんな未来の目標から逆算して、「じゃあ何をどれだけ値上げすればいいのか」「どのコストを削ればいいのか」を具体的に導き出せたら、経営の景色はずいぶん変わるはずです。
その逆算を無料でサポートしてくれるのが、中小機構が「価格転嫁検討ツール」のステップアップ版として開発した、今回ご紹介する「儲かる経営キヅク君」です。
「儲かる経営キヅク君」とは?3つのステップアップ機能
📊 儲かる経営キヅク君でできること
| 機能 | わかること・できること |
|---|---|
| ①会社全体の収支変化の把握 | 2期分の損益計算書を比較し、コストがどう変化したかを確認 |
| ②商品・取引先ごとの採算把握 | コストを個別の商品・取引先に割り当て、どこが儲かっていて、どこが苦しいかを可視化 |
| ③目標利益からの逆算試算 | 「営業利益をあと○○万円増やしたい」から、必要な売上高・値上げ幅を自動計算 |
登録不要・無料でWeb上から利用可能。前回の「価格転嫁検討ツール」同様、2期分の決算書等をご用意ください.
前回の「価格転嫁検討ツール」が”今のコスト上昇にどう対応するか”のツールだったのに対し、キヅク君は”これからの目標にどう到達するか”を考えるためのツールです。
たとえば、目標とする営業利益を100万円増やしたい場合、商品Aは値上げで50万円、商品Bは原材料費を削って50万円、というように、商品・取引先ごとに戦略を描き分けられるのが大きな特長です。
全商品・全取引先を一律に値上げするのではなく、「伸ばす相手」と「見直す相手」を仕分けられるところが、単なる値上げ計算との違いだと感じます。
実際に触ってみました
みなさまにご紹介する前に、まずは私自身が試してみないと
——ということで、実は弊社が手がけているもう一つの事業、教科書取次業の数字でキヅク君を触ってみました。

正直な感想としては、思っていたよりずっと直感的です。グラフがその場でぐりぐり動くので、
「このコストを削ったら、ここまで戻せるのか」
「この商品、意外と会社全体を支えてくれているんだな」
といった気づきが、数字が苦手な方にも視覚的にストンと入ってくる作りになっています。数字を入れながら、「うちの本業のコンサルティングにも同じ考え方が使えるな」と、自分の頭の中を整理するきっかけにもなりました。
この使い方については、2026年7月23日(木)と28日(火)に八尾商工会議所様で開催される価格転嫁・価格交渉のセミナーで、実際に画面を操作しながらお伝えする予定です。ご参加いただいた企業様とは、その後、ご希望に応じて個別にキヅク君を一緒に操作しながら、自社の目標を一緒に描くこともできればと考えています。
最新のセミナー情報はこちらから→https://andnext.peatix.com/
「先送り」はやめましょう。8月・9月に向けて、今動く理由
中小企業庁が6月26日に公表した最新の調査では、
価格交渉が行われた割合は90.7%まで進んだ一方、価格転嫁率はまだ54.2%(原材料費55.7%・労務費50.0%・エネルギーコスト48.9%)にとどまっています。半分近くのコスト上昇が、まだ価格に反映しきれていないのが実態です。
しかも、2026年8月上中旬には、発注企業ごとの価格交渉・価格転嫁の取り組み状況をまとめた「発注者リスト」が公表される予定です。そして9月は、次の「価格交渉促進月間」。
「まだ様子を見よう」と先送りしている間に、周りは着実に動き出します。今のうちに自社の目標を見える化しておくことが、秋の交渉シーズンでの差につながるはずです。
キヅク君はWeb上で無料・登録不要、パソコンから今すぐ試せます。
まずは、一番気になっている商品か取引先を一つだけ選んで、数字を入れてみてください。全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。
「でもなぁ・・・」
と迷われるようでしたら、当社の無料相談をご利用になってからでも大丈夫です。八尾商工会議所でのセミナーでお会いできるのも楽しみにしています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※ 本コラムの内容は執筆時点の情報に基づいています。制度・ツール等の最新情報は各公式サイトでご確認ください。本コラムは特定の行動を推奨するものではなく、情報提供を目的としています。
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