チェックとアクトは、才能ではなく癖です。歯みがきと同じで、習慣になってしまえば、しんどくなくなる。
これは、そのまま経営者のみなさんへの言葉でもあります。
CとAが弱いのは、社長の資質のせいではありません。ただ、仕組みになっていないだけなんです。
まずは、この3つから始めてみてください。
① 月に一度、30分でいい。振り返るためだけの時間を、カレンダーに固定する
② うまくいかんかったことを、ひとつだけ挙げる。探しすぎない
③ 次に試す小さなアイデアを、一行でいいからメモに残す
たったこれだけで、PDCAは回りはじめます。
大事なのは、立派な様式ではありません。続くかどうかです。
ちなみに授業のあと、「将来どんなお仕事する?」と聞いてみました。
アイス屋さん、野球選手、ダンサー、けん玉。そして「ぼくは阪神になる!」という大物も。YouTuberが一人もいなかったのは、低学年だからでしょうか。
この子たちが働く頃、私たちの会社はどうなっているかな——そんなことを考えながら、帰路につきました。
一人で続けるのは、しんどい。だから伴走者を
とはいえ、です。
チェックとアクトを一人で続けるのは、正直しんどい。小学生でも大人でも、そこは変わりません。だからこそ、ペースメーカーがいると強いのです。
私は現在、よろず支援拠点内に開設された「生産性向上支援センター」の生産性向上支援サポーター(専門家)を務めています。5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)やムダの削減といった足元の改善から、デジタル化・自動化・AIの活用まで現場へ直接お伺いし、御社に合った「次の一手」を一緒に考え、実行までサポートする支援です。
要するに、御社のCとAを、一緒に回す役割です。
「計画は立てたけど、そこで止まってる」
「振り返りの時間が、どうしても取れへん」
そんなモヤモヤがあれば、先送りはやめましょう。
モヤモヤをワクワクに変える一歩を、今日も一緒に踏み出しましょう!
よくあるご質問
Q. PDCAが回らないのは、社員のやる気が足りないからですか?
やる気の問題であることは、ほとんどありません。多くの場合、止まっているのはC(チェック)とA(アクト)です。この2つは、その場で達成感が得られない工程のため、忙しいと自動的に後回しになります。仕組みとして時間を確保することで解決するケースが大半です。
「モヤモヤ」を「ワクワク」に変えるヒント:「やる気」の話にした瞬間、打つ手がなくなります。仕組みの話に戻すと、明日からできることが必ず見つかります。
Q. 振り返り(C)は、どのくらいの頻度で行えばよいですか?
決まった正解はありませんが、まずは月に一度・30分から始めることをおすすめしています。頻度を上げるより、続けられる間隔を選ぶことのほうが重要です。カレンダーに固定の予定として入れてしまうと、続きやすくなります。
「モヤモヤ」を「ワクワク」に変えるヒント:完璧な月次会議より、続く30分のほうがずっと効きます。まずは1回だけ、カレンダーに入れてみてください。
Q. 従業員数の少ない会社でも、PDCAは必要ですか?
むしろ小規模な会社ほど効果が出やすいと考えています。人数が少なければ、決めたことがすぐ全員に伝わり、翌日から試せるためです。大切なのは立派な様式を整えることではなく、振り返りと改善が習慣として続くことです。
「モヤモヤ」を「ワクワク」に変えるヒント:人数が少ないことは弱みではなく、武器です。決めた翌日から試せる会社は、そう多くありません。
Q. 堺市「企業による学びの応援プログラム」とは何ですか?
堺市教育委員会が推進する地域学校協働活動の一つです。企業や団体の地域貢献活動を学習プログラムとして登録し、市内の学校園やPTA、放課後の居場所などへ提供する仕組みです。堺経営ラボ and next も登録団体として参画し、無償で講座を実施しています。
「モヤモヤ」を「ワクワク」に変えるヒント:子どもに教えるために言葉を削る作業は、自社の当たり前を言語化し直す訓練になります。社内研修の設計にも、そのまま効いてきます。
※本コラムの内容は執筆時点の情報に基づいています。







