最終更新日:2023/09/20
今回ご紹介するのは、DAKA SAMUELさんが代表を務め、事業の規模拡大を機に令和2年に法人化した、大阪府和泉市に拠点を置く若い会社、合同会社SUMIYOSHI JAPANです。
事業そのものが、SDGsのゴール12。
合同会社SUMIYOSHI JAPAN
同社とのご縁は、堺市にある税理士事務所からのご紹介でした。私たちとの窓口は、奥さまの葉子さんが担当しています。事業そのものが、SDGsのゴール12。合同会社SUMIYOSHI JAPANをご紹介します。(設立当時の所在地は、岸和田市でした)
中古自転車を海外の国々にコンテナで輸出
主な事業内容は、日本国内で不要になった自転車を一台一台丁寧に整備をした上で、中古自転車を必要としている海外の国々にコンテナで輸出することです。
その取引の大半が海外とのものであったため、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けました。
具体的には
①日本国内の中古自転車の市場が停滞。
②国際物流が不安定となった影響でコンテナや輸送ルートの確保に大変な苦労をされた。
法改正により問題発生
最初のご相談内容は、日本の法律改正によって“自転車に付属している中古プラスチック品の輸出ができなくなってしまった”ことにより、中古自転車から取り外した中古プラスチック部品が敷地内に山積みの状態でした。
いよいよ他の作業に支障をきたすほどになり、それらをどうにかして日本国内でリサイクルやアップサイクルができないか?
また中古プラスチック品の加工に必要な設備投資に活用できる公的な支援がないかどうか?についてのご相談をいただきました。
プラスチック製品のアップサイクル可能な業者を発見
奥さまの葉子さんは、「焼却処分にしなくても、燃料やプラスチックの原材料になるのではないか?」と考え、大阪府下のたくさんのリサイクル業者に相談を持ち掛けました。
たぐいまれな行動力をお持ちの彼女は、とうとう、プラスチックや燃料としてアップサイクルできる企業を探し当てました。
設備も自社で持っていた設備を修理・整備すれば能力に不満はあるものの、スモールスタートはできそうだとの判断に至り、無事解決しました。大きな設備投資がなくスタートできることになったため、公的支援を受けることなくプロジェクトをスタートさせるに至りました。
今後の課題は、設備の能力アップと粉砕した中古プラスチックの販路拡大です。プラスチックリサイクルがより一層進展することが期待されます。
作る側の責任は?
それにしても、プラスチック部品だけを自転車から分解する作業には、私たちの想像の何倍もの労力が必要になっています。このあたりをメーカー側の“つくる責任”の範囲として捉えて早急に改善をしていただきたいところです。
海外投資プロジェクト
二つ目の相談は、海外に職業訓練校を作るプロジェクトについてでした。これまでは、サムエルさん夫婦がボランティアで協力していましたが、これをビジネス化することで、より持続可能な形にできないかというご相談でした。
当社としても初めての取り組みであったため、他の中小企業診断士の助力も得ながら、関係省庁(大使館、経産省、JICA、外務省など)に電話や面談を申込み、リサーチを展開しました。リサーチの結果、ビジネス化の方向性の道筋は見えたのですが、「私たちが目指している理想の姿を実現するには、ビジネス化せず、現状のままボランティアとして取り組み続ける方が良い」という結論にいたりました。
プロジェクトの今後
プロジェクトが、進行すれば、必要に応じて現地視察を実行する予定でしたので、そういう意味では現状では、残念な結果となりました。
しかし、学校設立は続いていますので、いつか、海外視察の一環で訪問できれば・・。と考えています。
会社名:合同会社SUMIYOSHI JAPAN
代表社員:DAKA SAMUEL
所在地:大阪府和泉市仏並町147
現在、SUMIYOSHI JAPANでは、現在スタッフを絶賛大募集しています!
コメント:補助金、助成金の相談から、海外投資プロジェクトなどの相談をさせて頂きました。
非常に人間味あふれる誠実な対応を頂き感謝しています。有難う御座いました。
日々忙しく忘れがちな商売の根本的な目的や目標を再確認できるそんなサポートをして頂きました。結果としてまだ依頼はできていませんが、いつかはお力を借りて何かを一緒に達成できるように頑張ります!
当社の役割
当社では、このように“売り上げアップを通じた地域貢献(SDGs)やリーダー・組織の育成などのテーマ以外にも幅広くご相談受け付けています
私たちは、“自由でおもろい次の堺のために、頑張るあなたと一緒に挑戦します”をビジョンに掲げています。もし、みなさまの中におもしろいビジネスのタネがありましたら、私たちにもぜひ共有いただきたいと願っています。