今回は、私たちの地元大阪府堺市の老舗有名店、”ピッツア食堂WING TIP”のマスターである首田尾社長にお話をうかがいました
ピッツア食堂WING TIPは、私が学生時代からお世話になっているお店です。
うちの家族からテイクアウトの指令が、しょっちゅう飛んでくるのですが、できたてが一番おいしいので、いつも断っています(笑)
今回は、新しい取り組みに関わる事業計画書策定でご一緒させていただき、今までお客さんとして利用しているだけでは知らなかったこだわりまで、いろいろなお話をうかがうことができました。
ピッツア食堂WING TIP のこだわり
WING TIPでは、「わいわいがやがやだけでなく、大人のお客さまに、本物の食を愉しんでいただけるピッツァ食堂」をコンセプトに石窯ピッツァや石窯料理、季節の素材を使った手作りジェラート、ワインに力を入れてメニュー開発をしています。
WING TIPの石窯は、炎により熱せられたレンガの輻射熱（ふくしゃねつ）を利用して内部の温度を約500℃にまで上げます。その中に食材を入れることによって、全ての方向から火が入り、素材の旨味を存分に引き出した上で瞬時に閉じ込めることができるという特長があるそうです。最近よく見かけるようになった石窯ですが、WING TIP が導入した当時、少なくとも私の地元ではどこにもありませんでした。
また、系列のla dolce vitaで作るジェラートは、“安心”で“おいしいもの”、そして“大人味”をモットーにしているとのこと。商品は、ミルクベースとソルベット（乳製品一切不使用）の2タイプがあり、自然派素材を独自ルートで調達することにこだわっています。
例えば、レモンは、和歌山県からワックスや防腐剤を使用しないものを届けてもらったり、チョコ系商品では、手軽なペースト剤などは利用せずヘーゼルナッツとカカオマスを手で削って加工したりと、とても手間ひまをかけているそうです。普段「おいしいなぁ」と思っていただいているだけでしたが、そんなに手がかかっているとは。次の機会には、さらにじっくり味わっていただきます。
他には、抹茶系商品にも本物の抹茶を利用しているそうです。地元堺は、茶人千利休ゆかりの土地ですし、ECサイトで購入してくださる、遠方のお客さんにも喜ばれる理由がそのあたりにありそうです！
創業の経緯
WING TIPは、オーナーの首田尾さんが1979年12月に個人事業として創業。当時は、10坪（20席）の喫茶店としてスタート。1989年に隣地を取得し、20坪30席イタリアンバーを経て現在のピッツァレストラン（30席）へと、常に変化を繰り返してきました。2004年には、隣地にジェラート専門コーナー（10席）を新設しました。
ジェラート職人であり、取締役でもある中塚さんは、ソムリエとして入社しましたが、ジェラートの販売を始めるにあたり、イタリアのフィレンツェにあるジェラートマシン世界トップシェアのカルピジャーニが経営する研修施設で学んだそうです。
今でも、定期的にイタリアへ研修渡航し、技術やノウハウのアップデートを続けています。過去には、カルピジャーニが主宰するコンテストで入賞したり東アジアの優秀技術者に選出されたりしたこともあるそうです！
新たに導入した冷凍設備を活用した取り組み
一昨年、新たに、急速大型冷凍装置に設備投資をしました。狙いは、ジェラートのさらなるおいしさの追求と新商品としての冷凍食品の開発です。
今回の取り組みを聞いて私の第一声は「ショックフリーザー？ジェラートを冷凍するんですか？」中塚さんやマスターから説明を伺ったところによると「ショックフリーザー」は急速に物を冷凍する機械で、調理器具の一種。ジェラートづくりにおいては、口当たりをよくするために氷の結晶を小さく保つことが重要なのですが、急速冷凍により、氷の結晶の肥大化を防ぎ、滑らかな状態を長期間維持することが可能になるのです。また、石窯で調理した料理をそのまま急速冷凍をすることも可能とのことで、一気に料理のバリエーションが増えそうで、お客としてとても楽しみです。
以降、次回に続く〜
引き続き…若手スタッフにもお話をお聞きしました。
こちらもぜひお読みください。
WING TIPのジェラートやピッツアは、堺以外でも箕面で楽しむこともできます。
ぜひ、お出かけください！
ピッツア食堂 WING TIP ／
La Dolce Vita ラ・ドルチェ・ヴィータ
大阪府堺市堺区大仙中町8-2 https://wingtip.jp/
ECサイトはこちら＞＞
e-Mail info@wingtip.jp
■平日：ランチタイム 11：30-14：00 (L.O)
ディナータイム 17：00-21：00 (L.O)
■土日祝：11:30-21:00 (L.O) ＊サービスランチは平日のみ＊
