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経営者インタビュー:ピッツア食堂 WING TIP-2

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経営者インタビュー:ピッツア食堂 WING TIP-2

最終更新日:2023/12/11

前回に引き続きは、”ピッツア食堂WING TIP”のマスターである首田尾社長にお話の続きをお届けします。

今回は若手お二人のお話です。

ピッツア食堂WING TIP〜若手スタッフへのインタビュー

首田尾(充)さん

急速冷凍機が入ったことで、焼き立てのピッツアの冷凍ができるようになったことは大きいです。おいしさを損なわず、 保存ができるようになりました。

ピッツアの生地は、小麦、塩、オリーブオイル、ドライイーストを練り合わせて作ります。生地は、二度の発酵を経て、石窯で焼き上げるのですが、保存しておくことで生地の品質が変化し、味が変わってしまうのです。

そのため、一手時間が経過した生地は廃棄していたのですが、その必要がなくなりました。生地がおいしくいただける間に焼きあげて、急速冷凍をして販売できるようになったため、ご近所のお客さんも遠方のお客さんも、すべての方に美味しく無駄なく召し上がっていただくことができるようになりました。

食品ロスに貢献できています。

続いて、中塚さんから・・・

急速冷凍機への投資によってよかったことは、2つあります。

まず、できたてのジェラートを急速冷凍することで、ジェラートの品質が向上しました。素材の色が鮮やかに出るようになりましたし、素材となっているフルーツの香りをきちんと残せて、ずっとできたてのような品質を実現できました。

もうひとつは、作業工程が短縮され、短納期が実現できるようになったことです。
品切れなどで急いで商品が欲しい小売店のニーズに応えることができるようになりました。以前はできたてのジェラートを翌日までに一般的な業務用冷凍庫で冷凍して出荷していましたが、急速冷凍を施し、当日出荷ができるようになりました。また、工程管理についても簡略化されました。

これまでは、凍らせている間に素材の下ごしらえやパステライザー(ジェラート製造機)のメンテナンスをしたり・・・など複雑な組み立てが必要でしたが、短時間で冷凍できるので工程も短くなり、製造計画もシンプルになりました。

今後は、直売に加えて、小売店への製造卸売上を伸ばしていきたいと考えています。それにより、注文を受けてからジェラートを製造する現在の方式から、あらかじめ予測した需要に基づいて生産計画を立て、計画に沿って生産できます。これは、業務効率と品質のさらなるアップを実現することに繋がるのです。

また、受注に対して在庫から出荷するため、お届けスピードも上げられるため、小売店に喜んでもらえそうです。業務効率がアップしてできた時間は、新商品開発に充てれば、さらにラインナップを増やすことにもチャレンジしたいです。

最後に、お二人に今後のWING TIPについてうかがいました。

これからもこれまで通り、素材や調理法の研究を怠らず、おいしいものを届け続けるだけです。一方で、お客さまが徐々に変化しているようにも感じています。ですので、お客さまとの会話や、来店時の様子をよく観察することで、新しい驚きとともに安定したおいししさを提案していきたいです。とのこと。

国内の飲食店の7割は3年以内に閉店するというデータがあります。それと比較するとWING TIPの業歴は、今年の年末で44年になり、すでに奇跡的とも言える長寿企業です。数年前に法人化も済ませており、中塚さんやマスターの次男の充さんが取締役として就任しています。二人とも事業を引継ぐ意欲も高いため、このまま順調に事業承継が進めば、100年企業となることも夢ではなさそうです。

次の変化が楽しみなWING TIPです。

WING TIPのジェラートやピッツアは、堺以外でも箕面で楽しむこともできます。

ぜひ、お出かけください!

ピッツア食堂 WING TIP /
La Dolce Vita ラ・ドルチェ・ヴィータ

大阪府堺市堺区大仙中町8-2 https://wingtip.jp/
e-Mail  info@wingtip.jp
ECサイトはこちら>>
■平日:ランチタイム 11:30-14:00 (L.O)
     ディナータイム 17:00-21:00 (L.O)
■土日祝:11:30-21:00 (L.O) *サービスランチは平日のみ*